技術思想研究会 2025

 いかなる時代においても、技術は単なる人間の道具としてではなく、制度・規範・価値判断を媒介し、ときに人間を方向づける行為主体として振る舞ってきた。その過程で、技術はその生成過程や歴史的条件が不可視化され、「与えられたもの」「当然のもの」として、いわば物神化された存在として社会に定着していく。私たちは技術を使っているつもりで、同時に技術によって思考や行為の枠組みを規定されてもいる。本研究会では、このような技術と人間身体との結びつきの中で生じる物神化現象を出発点として、行為主体として振る舞う技術について思索をめぐらす。現代社会において自明視されている技術の成立条件を相対化し、技術と人間の関係を探る。

●ゼミ構成員(敬称略)
修士一年:犬飼康貴、松野良郁(研究会長)
学部四年:島田恵佑

●研究会日時
隔週金曜日11:00~