保存研究会 2021

ひとえに「保存」といっても、年代・地域・環境などから保存方法や活用の仕方は大きく異なる。本研究会では文化財に関する保存概念や制度、先行事例などを研究し、建築保存の知識を深め、これからの建築保存について研究会としての考えを出すことを目的としている。各回では各自が行なった研究内容を持ち寄り、議論を重ね、新たな知見を獲得していく。そして、議論により新たに提起された問題や疑問から研究テーマを随時更新していき、建築における保存活用の実態を幅広く捉えることを目指している。
本年度の活動としては西早稲田キャンパスの保存を主題に据える。これは2022年12月より西早稲田キャンパスの52・53・54・59号館の建替工事が始まることによる。数多の理工学生を送り出したキャンパスを改めて見直し、その歴史性を再発見するとともに、後世に残る保存手法について考え議論することを目的とする。

●ゼミ構成員(敬称略)
修士二年  :河合七海、森田歩
修士一年  :岩井亮、王群、種田駿、尾高真輝(研究会長)
学部四年  :瀬戸口匡
学部四年  :鍋澤佳奈、林優希、矢部瑞季

●研究会日時
隔週金曜日 10時から